韓国の食堂で、食べ物の器に誤ってたばこを落とした客が、食堂側に抗議して騒動を起こし、警察まで呼んだ。監視カメラ映像で真相を確認した店長は客を告訴した。
JTBC「事件班長」によると、3月29日未明、光州（クァンジュ）の食堂で、男女2人組みが食事をしていた。スユク（ゆで肉）などを注文し、クッパがサービスされていた。
その際、食事をしていた女性客が突然、違和感を覚え、食べたものを吐き出した。クッパからたばこが出てきたというのだ。男性客が女性従業員に大声で「今すぐ店長を呼べ。どうすれば食べ物からこんなものが出てくるのか？」と抗議した。
食堂には他の客も20人近くいたが、男性の抗議は1時間ほど続いた。男性は区役所に通報し、警察まで呼んだ後、食事代を支払わずに姿を消した。
当時、店を離れていた店長が不審に思い、監視カメラを確認した。すると、男性が箸でスンデ（腸詰）を取ろうとしてテーブル上に落とし、それを女性が取り上げる際、スンデとともにたばこもつまみ、クッパの器に入れていたことが確認できた。
店長はこれを警察に知らせ、男性にメッセージを送った。すると、男性が電話をかけてきて「大騒ぎしないで」と気まずそうに話した。店長が説明すると、男性は「今忙しい。ひとまずわかった」と言って電話を切った。
店長は謝罪と飲食代の支払いを要求したが、その後、連絡はない。店長は「謝罪したうえで代金を払ったら許したが、これでは無銭飲食だ。業務妨害と脅迫容疑で告訴した」と明らかにした。
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