韓国防衛事業庁はこのほど、第154回防衛事業推進委員会で「K2戦車4次量産計画案」と「航空統制機2次事業購買計画案」を議決した。
「K2戦車4次量産事業」は2024~28年に約1兆9400億ウォン(約2057億円)かけて国産K2戦車150台余りを追加生産するもの。現代ロテムが製造する。耐久検査を通過できなかったSNT重工業のK2戦車用自動変速機が搭載されるかに関心が集まっている。
軍当局はK2戦車に韓国産変速機を搭載する案を検討したが、耐久検査を通らなかったため国産エンジンとドイツ製変速機を結合した「混合パワーパック」を適用した経緯がある。
防衛事業庁の関係者は「K2戦車4次量産事業では基本的に韓国産変速機の適用を推進する。検査通過に必要な320時間耐久検査は3~4カ月かかる」と説明している。
今回の4次事業で生産されるK2戦車は機動性、安全性なども運用中の戦車より改善される見通しだ。
防衛事業庁関係者は「駆動電力供給装置の改善をはじめ、砲がより迅速に動けるようにし、操縦手ワイパーを電動に変える」などとしている。
一方、「航空統制機2次事業」は2031年までに3兆900億ウォン(約3277億円)かけて航空統制機を海外から購入するもの。同庁関係者は「国益に符合する方法で、性能・価格など条件を満たす機種を購入する」と強調している。
(c)news1