2024 年 12月 25日 (水)
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韓国産ズッキーニから未承認の遺伝子組み換え生物体…全量回収

未承認のLMOが検出され、回収・廃棄が要請された製品(c)NEWSIS

韓国で2015年から流通していた国内産ズッキーニの一部でこのほど、未承認遺伝子組み換え生物体(LMO)が確認され、政府が回収に乗り出した。

農林畜産食品省と国立種子院などによると、LMOが確認された品目は、韓国のカボチャ属総生産量(2021年で24万3000トン)の約4%で、3月中に960トンほどが流通したとみられる。

同省はLMO法に基づき、ズッキーニの種子の販売を禁止し、回収に乗り出した。農家で栽培中のズッキーニは出荷を中断し、全数調査で陰性が確認された場合にのみ4月3日から出荷を再開する。また、流通業者が保有しているズッキーニは販売を中断し、消費者と業者を対象に全量回収とした。

同省は、韓国企業が米国で承認されたLMO種子を輸入し、2015年から最近まで国内で販売していたことを確認した。別の企業が新品種として出願したズッキーニの種子がLMOと判定され、同省が調査した結果、米国から輸入した種子を通じて育種したことが明らかになった。

ただ、該当品種は米食品医薬品局(FDA)などで人体に有害ではないという評価を受けている。

(c)news1

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