2026 年 7月 3日 (金)
ホーム社会韓国・女子高生殺害…現職警察官の父親が「リアルドール」とスマホを廃棄、息子の証拠隠滅も“法的不問”

韓国・女子高生殺害…現職警察官の父親が「リアルドール」とスマホを廃棄、息子の証拠隠滅も“法的不問”

チャン・ユンギ被告(c)news1

韓国・光州(クァンジュ)の路上で女子高校生が殺害された事件で、殺人などの罪に問われたチャン・ユンギ被告(23)の実父が、現職の警察官でありながら息子の犯行証拠を隠蔽していたことが明らかになった。光州地検が7月1日に発表した。検察は証拠隠滅の事実を確認したものの、親族による隠蔽を罰しないとする刑法の特例規定に基づき、父親の立件を見送った。

起訴状などによると、チャン被告は5月5日午前0時11分頃、光州市広山区の路上で、性犯罪目的で高校生のイ・チェウォンさん(16)を尾行した末に凶器で刺して殺害し、助けに入った高校生の男子生徒(17)にも重傷を負わせた疑いが持たれている。また、前月の4月3日には、勤務先の飲食店で同僚だった20代の外国人女性の自宅に侵入して暴行し、約13時間にわたって監禁した罪にも問われている。

検察は、事件前後の行動や自宅から等身大の人形「リアルドール」が発見された点などを総合的に判断し、性暴力犯罪処罰特例法違反(強姦等殺人)やストーカー処罰法違反などの罪を適用した。

しかし、検察の捜査過程で、チャン被告の父親である現職警察官が、息子の自宅にあったリアルドールなどの物品を廃棄処分していたことが判明した。さらに、チャン被告は犯行後に川へ投げ捨てた携帯電話などのほかに複数の端末を所有していたが、これらも父親によって廃棄されていたという。

現行の韓国刑法では、他人の刑事事件に関する証拠を隠滅・毀損した場合に5年以下の懲役または700万ウォン以下の罰金が科されるが、親族や同居家族が被告人のために実行した場合は処罰しないという免責特例が設けられている。検察はこの規定に基づき、父親への法的な刑事責任の追及は不可能と判断した。

これまでの公判で、チャン被告は性犯罪目的での殺人という一部の動機を除き、起訴内容をほぼ認めている。検察は今後、押収した携帯電話の解析データなどを追加証拠として提出するほか、司法解剖を手掛けた医師への尋問などを通じて、性犯罪目的の殺人罪を法廷で立証していく。

(c)news1

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