
韓国統一地方選のオリンピック公園ハンドボール競技場開票所(ソウル市松坡区)で、保管中の投票箱を搬出する2度目の試みも失敗に終わり、封鎖デモが無期限に延びそうになっている。事態の長期化に伴い、デモの本質から離れた政治集団の影響力拡大や、政界の介入による混乱の深刻化を懸念する声が出ている。
地方選の投票用紙不足問題を巡る国会の国政調査特別委員会は2日、デモ開始から27日目にして初めて開票所内への進入に成功し、約35分間の現地調査をした。しかし、搬出を巡り与野党の意見が折り合わず、ユン・サンヒョン委員長らは投票箱を持たずに退室。6月16日の与党議員らによる進入試みに続き、2度目の搬出作戦も挫折した。
現場周辺では、デモ参加者が「不正選挙」などのシュプレヒコールを叫び、一部がゲート前を塞いで抵抗した。警察に排除される過程で、米国旗や太極旗を身にまとって抗議する者や、警察官に暴力を振るって逮捕される60代の男も出た。
社会学や警察行政の専門家らは、デモの長期化が過激な政治集団を刺激し、集会の引き延ばしに向けた名分に利用されかねないと指摘。国家権力への不信から始まった不満が、陣営対立を抱える国政調査特委の登場でさらに増幅されたと分析する。一方で、開票所への進入を果たしたことで封鎖型デモとしての勢いは弱まり、今後は形を変えたデモへ移行する可能性もあるとの見解も示されている。
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