
過去最高水準となる33段階の燃油サーチャージ負担にもかかわらず、韓国では「親孝行旅行」の需要が堅調だ。旅行業界では、親の体力や好みに配慮した少人数のオーダーメード型旅行が新たな主流になっている。
従来の大人数団体ツアーに代わり、「チップなし・オプションなし・ショッピング最小化」を特徴とする高品質商品への需要が拡大している。本当に良い旅行のプレミアム商品「ラルゴ」は、1日の訪問都市を最大2カ所に抑え、自由時間を長めに確保する構成で、60代以上の予約が集中している。
キョウォンツアーも、大手航空会社の直行便、5つ星ホテル、VIPバス、ミシュラン掲載店などを組み込んだ高級商品を強化。中南米周遊や北欧クルーズなど高額旅行を子ども世代が親に贈るケースも増えている。
韓進観光では、移動負担を減らしたチャーター機商品が人気で、日本の富山や釧路を代表的な親孝行旅行先として打ち出している。
一方で、高物価や円安などの影響から、旅行時期を燃油サーチャージが比較的落ち着く8月以降へずらす動きも出ている。欧州旅行を検討していた層が、日本など近距離旅行へ移る傾向も鮮明だ。
黄色い風船の5月予約では、日本が27%で最多となり、中国、ベトナムが続いた。旅行会社側は、親の健康状態や移動疲労を考慮し、短距離・短期日程を選ぶ傾向が強まっていると分析している。
さらに、祖父母から孫まで一緒に旅する「3世代旅行」も新たな人気形態として浮上。ハナツアーは、温泉観光と子ども向けサファリ体験を組み合わせた九州旅行商品などを展開している。
(c)news1