2026 年 3月 11日 (水)
ホーム国際韓国政府、ガソリン価格上限制を導入へ…石油価格自由化後初の市場介入

韓国政府、ガソリン価格上限制を導入へ…石油価格自由化後初の市場介入

10日、青瓦台で開かれた閣議で中東情勢に関する報告を受ける韓国のイ・ジェミョン(李在明)大統領(c)news1

韓国政府は今週、ガソリンなど石油製品の価格上昇を抑えるため「石油最高価格制(価格上限制)」を導入する方針だ。国内の燃料価格急騰への対応策で、1997年の石油価格自由化以降、政府が市場価格に直接介入するのは約30年ぶりとなる。

政府関係者によると、産業通商資源省は制度導入に向けた告示制定の最終作業を進めている。具体的には、製油会社がガソリンスタンドなどに供給する価格に上限を設ける方式が有力とみられている。

国際原油価格に一定のマージンを加えた水準を上限とし、2週間ごとに見直す仕組みが検討されている。最初に設定される上限は、現在の市場価格より低くなる可能性が高い。

政府がガソリンスタンドの販売価格を直接統制せず、製油会社の供給価格を管理する方式を検討している背景には、スタンドごとに運営形態や物流費、賃料が異なる事情がある。全国一律の販売価格規制は難しいため、供給価格を抑えることでスタンドの仕入れコストを下げ、結果として消費者価格の安定につなげる狙いだ。

現在、韓国の製油会社はシンガポール現物市場価格(MOPS)を基準に、為替などを反映して供給価格を決めている。政府はこの出発点となる供給価格に上限を設けることで、燃料価格の安定を図る考えだ。

(c)news1

RELATED ARTICLES

Most Popular