2026 年 3月 11日 (水)
ホームエンターテインメント韓国で再燃する“芸能人酒”ブーム…BTSジンのブランドも新商品投入

韓国で再燃する“芸能人酒”ブーム…BTSジンのブランドも新商品投入

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韓国で、人気芸能人の名前を冠した酒類ブランドが再び注目を集めている。国内景気の低迷や若者を中心とした節酒志向が広がる中でも、芸能人が商品開発に関わることで品質や話題性が高まり、熱心なファン層の支持を背景に販売が伸びているためだ。

ただ、芸能人の活動状況やイメージに売り上げが左右されやすいという課題もあり、メーカー各社は海外市場の開拓を新たな成長戦略として打ち出している。

韓国のグループ「BTS(防弾少年団)」のジンがグローバルモデルを務める酒ブランド「アイジン」は、新商品「アイジン・ピンコムトニック」を発売する。コンビニ大手GSリテールのアプリ「ウリドンネGS」では6日から3日間、予約販売を受け付けた。正式発売日はBTSのカムバックの2日前となる18日に設定された。

この商品は先月、日本のコンビニチェーン・ローソンで先行販売され、予約分が完売した。販売元のジニーズランプは「韓国でも人気が続くと期待している」としている。同社の最大株主はジン本人だ。

アイジンは韓国産の米とリンゴを原料にした酒で、商品企画から販売までをジンと料理研究家のペク・ジョンウォン(白種元)が共同で手掛けた。アルコール度数40度の蒸留酒「アイジン・アップルジン」を中心に、ハイボール形式のアップルトニックシリーズなどを展開している。

特にアルコール度数を抑えて飲みやすくしたアップルトニックシリーズは若者を中心に人気を集めた。コンビニGS25によると、2024年12月の予約販売開始以降、累計120万本以上が売れた。

芸能人酒ブームの代表例として知られるのが、歌手パク・ジェボムが手掛けた「ウォンソジュ」だ。販売元ワンスピリッツは昨年末、蒸留式焼酎に梨を漬け込んだ新商品「ファニョン30」を発売した。アルコール度数は30度と高いが、オンラインショップでは品薄状態が続くなど人気を保っている。

ただし、芸能人ブランドの酒はヒット後の持続力が課題とされる。ウォンソジュは2022年の発売から1年で500万本以上を売ったが、同社は2023年以降の財務報告書を公開しておらず、業界では販売量が減少したとの見方も出ている。

また、G-DRAGONが手掛けたハイボールブランド「ピースマイナスワン」は、活動時期と重なった2025年に1000万缶以上を売ったものの、最近の具体的な販売実績は公表されていない。

業界関係者は「芸能人ブランドの酒は販売量が芸能人のイメージと直結するため、所属事務所も数値の公開に慎重になる」と指摘する。

こうした事情から、メーカー各社はK-POP人気を追い風に海外展開を加速させている。

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