シーズンごとにシック、モダン、セクシー、スリムなスタイルのトレンドアイテムを披露し、26年間、女性カジュアル群のトップを守ってきたK-ファッションブランドがある。
昔のスタイルだからといって、退屈だったり流行に後れたりするのではない。むしろ急変するファッション市場でトレンドをリードし、新たなスタイルを提案する。20年前に完売したその服が、2023年に再び完売するほど、感覚的で洗練されたデザインを見せている。
新世界インターナショナルを代表する長寿婦人服ブランド「ボブ（VOV、Voice of Voices）」は、毎年新しく発売される数多くのブランドと多様なスタイルの中でトレンドをリードするユニークな感覚で26年間、百貨店女性カジュアル群売り上げトップ3を守っている。
ボブは1997年、男女が一緒に着られるユニセックスブランドとしてスタートした。韓国ファッション市場に定着できず、経営難に陥った。翌年、新世界インターナショナルはボブを買収し、婦人服として再発売して年間売り上げ1000億ウォンに達するブランドに育てた。
ボブが韓国を代表する女性カジュアルブランドとして市場に定着できた秘けつは、新たな挑戦を恐れず、絶え間ない革新を通じてシーズンごとにトレンドをリードするデザインを披露したことだ。
ボブは約10年前、従来のファッションブランドとは異なり、業界で初めて世界的なファッションアイコンと「スタイリング協業」を手掛け、業界の注目を集めた。
当時はファッション業界の一般的な協業は製品製作が主だったが、ボブは一般人が真似したくなるほどの素敵なスタイリング画報を通じて、各シーズンの代表製品をどのようにコーディネートするかを見せることで売り上げを引き上げた。
ボブはマーケティングも新鮮で独創的に披露した。2021年、業界で初めて拡張現実（AR）技術を利用して製作したルックブック画報を撮った。ミュージックビデオやライブ放送など躍動感あふれる立体的な3D映像を通じて披露した画報は、モデルが服を着用した姿が実際と近く、話題を集めた。
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