2024 年 4月 30日 (火)
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韓国初の高性能レーダー搭載の衛星、打ち上げに成功

ケネディ宇宙センターから正常に打ち上げられた韓国軍の軍事偵察衛星2号機=韓国航空宇宙産業(c)KOREA WAVE

韓国の防衛装備大手「韓国航空宇宙産業(KAI)」が開発に参加した韓国軍の偵察衛星2号機が8日、米南部フロリダ州のケネディ宇宙センターから打ち上げられた。衛星は米スペースX社の「ファルコン9」に搭載された。

昨年12月に打ち上げに成功した「軍事偵察衛星1号機」に続く2番目の偵察衛星だ。「合成開口レーダー(SAR)」と呼ばれる高性能レーダーを搭載した最初の衛星だ。

韓国軍が推進する「4・25事業」では、2025年までに計5基の偵察衛星の運用を目指す。

SARは電磁波を活用した映像撮影が可能で、気象や昼・夜間の環境条件による制約を受けずに24時間全天候型の撮影が可能だ。韓国軍は偵察衛星を通じて、関心地域の観測資料を数時間以内に収集できる能力を保有することを目指している。

KAIのカン・グヨン社長は「SAR搭載衛星の発射成功で我が軍の偵察能力強化はもちろん衛星開発技術が一段階成長した。韓国の代表的な宇宙専門企業として衛星と宇宙モビリティー、宇宙サービスまで事業を拡大し、宇宙経済の実現を操り上げたい」と明らかにした。

KAIはこの30年間、政府が推進してきた宇宙事業に参加し、国内民間宇宙産業を主導してきた。衛星の輸出、宇宙モビリティー開発を通じ、グローバル宇宙市場への進出を計画している

(c)KOREA WAVE

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