
中東情勢の緊迫化を背景に韓国株式市場が急落する中、結婚資金として準備していた3億ウォン(約3300万円)を半導体株に投資した公務員の投稿がオンラインで議論を呼んでいる。
金融業界関係者や会社員が利用する匿名コミュニティ「ブラインド」によると、ある公務員は最近、チョンセ保証金と結婚式費用として準備していた現金3億ウォンを韓国の半導体大手であるサムスン電子とSKハイニックスにそれぞれ1億5000万ウォン(約1650万円)ずつ投資したと明かした。
この公務員は平均購入価格について、サムスン電子は19万9700ウォン(約2万1970円)、SKハイニックスは100万2000ウォン(約11万0220円)だったと説明し、「1年後には資産を10億ウォン(約1億1000万円)まで増やし、ソウルで住宅を購入したい」と意気込みを語っていた。
しかし、その見通しは中東での軍事衝突拡大という予想外の要因によって揺らぐことになった。原油価格の急騰や世界的なサプライチェーン混乱への懸念が広がり、高値圏にあった半導体株は急落に転じた。
株価が急落すると、この投稿には安否を気遣うコメントが相次いだ。ある利用者が「まだ無事か。私はあなたより高値で買ってしまい涙しか出ない。あなたの投稿を見て最高値で購入した」と書き込むと、この公務員は「耐えろ。市場にはまだ資金が多いし、選挙も近い。政府が景気を支えるだろう」と返信したという。
別のコメントに対しても「ただの調整だ。日々の値動きは気にしていない」と答え、長期保有を続ける姿勢を示した。
この話題が広がると、オンラインコミュニティでは批判的な意見も多く見られた。
ネットユーザーからは「結婚資金や保証金のように用途が決まっているお金を、変動性の高い株式に全額投入するのは投資ではなくギャンブルだ」「このような投稿が盛り上がる時こそ市場の過熱を示す“人間指標の天井”ではないか」「相場が下落すれば結婚生活のスタートから揺らぐ可能性もある」といった声が上がった。
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