2024 年 5月 2日 (木)
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韓国・科学研究機関の平均年俸約1060万円…初任給は460万円

ヌリ号(c)MONEYTODAY

韓国で科学技術分野の25の政府出捐研究機関の平均年俸が昨年1億ウォン(約1060万円)に近づいたことがわかった。うち4社の賃金は今年第1四半期(1~3月)上場会社の中で最大営業利益を出した現代自動車職員の年俸(1億500万ウォン=約1115万円)より高かった。

だが、出捐研究機関の平均初任給は4313万ウォン(約460万円)にとどまり修士・博士級の人材で構成されても、その処遇が期待に及ばないという声が依然として根強い。

出捐研究機関は、政府予算を受けてヌリ号など宇宙ロケットから原発、通信、半導体など国家基盤技術を開発してきた研究機関だ。

国家科学技術研究会(NST)と公共機関経営情報公開システム「アリオ」によると、NST所管の25の出捐研究機関では、研究職と行政職など一般正規職の年平均年俸は9370万ウォン。

このうち、韓国電子通信研究院(ETRI)が1億1710万ウォンで最も高く、これに韓国機械研究院(1億737万ウォン)、韓国標準科学研究院(1億586万ウォン)、韓国エネルギー技術研究院(1億508万ウォン)、韓国電気研究院(1億468万ウォン)、韓国化学研究院(1億434万ウォン)、韓国原子力研究院(1億379万ウォン)、韓国地質資源研究院(1億312万ウォン)、韓国材料研究院(1億42万ウォン)が続いた。

金融監督院の電子公示システムによると、時価総額上位10社のうちサムスン電子(1億3500万ウォン)、SKハイニックス(1億3400万ウォン)、ネイバー(1億3400万ウォン)、ポスコホールディングス(1億2100万ウォン)、LG化学(1億2000万ウォン)の5社だけがETRIより年俸が高かった。出捐研究機関14社は時価総額上位10大企業で一番低いサムスンバイオロジクス(9200万ウォン)より高い年俸を受け取っていた。

(c)MONEYTODAY

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