冬のスキーシーズンが近づき、韓国でスキー場を運営するリゾート業界が活発に動き出した。
業界はシーズン中にスキー場を自由に利用できるシーズン券を早期販売し、顧客を引き込む戦略を展開している中、特に「プレミアムシーズン券」が人気を集めている。一般シーズン券より4~5倍の価格設定ながらも完売状態が続いている。
リゾート業界によると、早ければ11月末からスキー場がオープンする見込みで、開場の準備が進められている。例えば、江原道平昌郡の「フェニックスパーク」は22日開場予定で、同じく平昌の「モナ龍平」も同日オープンを目指している。
フェニックスパークが提供する「プライムプラス」シーズン券は、スロープを通常より1時間早く利用でき、専用のゴンドラ待機列も設置されている。この券は250万~450万ウォン(約27万円~49万円)で販売され、一般シーズン券より5倍程度も高額だが、完売状態にある。特に専用駐車場やラウンジの利用特典が人気を呼んでいる。フェニックスパーク関係者は「シーズンを通じて施設を快適に利用したいという需要が増えている」と述べている。
また、江原道洪川郡のソノ・インターナショナルが運営する「ビバルディパーク」では、スキーとオーシャンワールド、スノーウィーランドを無料で利用できるプレミアムシーズンパスを提供しており、19歳以下の子どもと共に利用できるのが特長だ。
リゾート業界の関係者は「スキー人口が減少する中でも、プレミアムシーズン券には高いニーズがある」と述べ、利便性や特典を重視する熱心なファン層が購入していると分析している。
(c)news1