韓国企業「サラリファイ(Salarify)」が、複雑で、多くの人材・費用が必要な社内融資制度を自動化するため開発したソリューション「ワークド」の普及が進んでいる。発売後1年で約25社が導入し、融資した総額は70億ウォン(約7億7000万円)に上る。
社内融資制度は企業の福利厚生の中でも社員の満足度が高く、離職防止効果が大きいとされている。しかし、中小企業やスタートアップが運営するには限界があった。銀行の担当部署に匹敵する人材と費用をかけ、受け付けから融資の実行、証明、償還管理など多岐にわたる業務を内部で担わなければならないからだ。
ワークドはこうした社内融資の申請受け付けや必要な契約書類の準備、償還管理、税務など一連の業務を自動化し、企業の負担を軽減する。
サラリファイのパク・ジウン代表は「融資業務の中でも保証保険に加入するには準備する書類が多く、社員がこなすには時間と労力があまりにも多くかかる。ワークドはクリック数回で保証保険に簡単に加入できる」と説明した。
ワークドは近く、金融機関と提携し、企業の社内融資用資金確保サービスにも乗り出す計画だ。
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