2024 年 5月 14日 (火)
ホーム社会韓国・圧倒的多数がメッセージアプリにカカオ使用…でもカカオ不調の際、頼るのは「テレグラム」よりも「LINE」

韓国・圧倒的多数がメッセージアプリにカカオ使用…でもカカオ不調の際、頼るのは「テレグラム」よりも「LINE」

(c)NEWSIS

韓国で昨年、データセンター火災でカカオサービスに障害が発生する事態が起き、代表的なサービスであるカカオトークが数日間不通になった。これに対し、相当数の利用者が普段使用量の多いテレグラムではなく、LINEに移動したことがわかった。LINEをカカオトークの代替アプリと認識しているという分析だ。

情報通信政策研究院(KISDI)はこのような内容を骨子とする「通信災難によるモバイルアプリサービス中断と利用形態変化」報告書を発表した。

報告書は2022年10月15日に発生したデータセンター火災の影響でカカオサービスに障害が発生した当時、関連サービス離脱現況を分析した。ニールセンメディアコリアのモバイルパネルを活用してエラーが発生したサービスと関連したサービスの使用量変化を確認した。

メッセンジャーアプリの比較は、カカオトークとLINE、テレグラムでグループを組んでメッセージを、モビリティアプリはカカオマップ、カカオT、カカオナビ、ネイバー地図、ティーマップ、ウーティ(UT)について比較した。

普段はカカオトーク、メッセージ、テレグラム、LINEの順にメッセンジャーアプリを使用していたことが確認された。モビリティアプリはティーマップ、ネイバー地図、カカオナビ、カカオマップ、カカオT、ウーティ(UT)の順で使用した。

サービス停止事態が発生した10月15日(土曜日)、16日(日曜日)にはカカオ使用量が減少し、他のメッセンジャーアプリの使用量が増えた。2日間、カカオトークの使用量はそれぞれ1007秒、1052秒で、サービス中止事態が発生した週を除いた10月土曜日、日曜日の平均使用量である1289秒、1213秒に比べ21.9%、13.2%減少した。

逆に同期間、メッセージ、LINE、テレグラムの使用量は、10月の他の週末平均に比べて上昇した。ユーザーがカカオトークの代わりに他のメッセンジャーアプリを活用したのだ。

メッセージを除いたメッセージアプリの1日平均使用時間はカカオトーク1472秒、テレグラム23.4秒、LINEは7.6秒でテレグラムがラインより3倍以上高かった。

それでもカカオトークのサービス提供中断事態以後、離脱したユーザーはテレグラムではなくLINEに流入した。

報告書は「テレグラムは高いセキュリティとプライバシーを強調した半面、LINEはSNSと多様なエンターテインメント機能を提供するサービスとしてメッッセンジャー使用者がテレグラムよりLINEをカカオトークの代替サービスと認識し、普段使用量が高いテレグラムではなくLINEに移動したもの」と説明した。

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