2024 年 4月 29日 (月)
ホーム経済IT/メタバース英語の難関、AI講師が手助け「弱点見抜く」韓国のオーダーメード学習

英語の難関、AI講師が手助け「弱点見抜く」韓国のオーダーメード学習

バーティクル(VTKL)AIパク・ヘウォンTOEICスピーキング講義のイメージ(写真=YBMネット提供)(c)NEWSIS

人工知能(AI)を融合させた産業が活性化し、韓国のTOEIC市場にもAIブームが起きている。AIは学習者の弱点を把握し、オーダーメード型問題を提示するなどTOEIC勉強の効率を高めているからだ。バーチャルヒューマン(仮想人間)を活用した講義をはじめ、AI技術を活用したアプリ発売も相次いでいる。

韓国国内のTOEIC主管社である語学教育機関「YBMネット」は1月16日、AIサービス専門企業イーストソフトと協力して「AITOEICスピーキング講師」を発売したと明らかにし、教育業界で初めてバーチャルヒューマンによる講義を披露した。

バーチャルヒューマン講義は、自社代表TOEIC講師であるパク・ヘウォン氏の声と顔を複製して「AIパク・ヘウォン」をつくり、TOEICスピーキング講義を任せたものだ。

YBMネットが作った人工知能TOEIC学習アプリ「ピクト」も話題になっている。ピクトはTOEIC出題機関でもあるYBMが保有しているビッグデータで作られ、実際のTOEIC試験と似た診断テスト50問と実戦問題を提供する。

遅れてTOEIC市場に参入した「エデュウィル」は昨年3月、独自のTOEICAIアプリを公開した。このアプリは無料AI診断サービスを通じて一人一人の実力を分析してくれる。学習者はどこが弱いか認識し、オーダーメード型問題の提供を受けることができる。

また、リードはAITOEICアプリ「サンタTOEIC」を運営している。AIが3億件以上のTOEICデータを学習し「学習者に必要な問題」を選んで推薦する。早い問題提供で学習効率を高められるのが強みという。

業界関係者は「業者が多くなり、競争が以前より激しくなった。今後もさらに多様な方式で学生たちから選ばれるよう努力する」と伝えた。

(c)NEWSIS

RELATED ARTICLES

Most Popular