韓国・現代ホームショッピングが人工知能(AI)技術を使ったユニークなファッション放送を披露する。イメージ生成AI技術に基づいて顧客の要請通りに服をマッチングする▽その姿を3次元(3D)イメージで見せる▽3D基盤アバターがショーホストと共同進行して視聴者の質問に答える――などリアルタイムコミュニケーションを進化させた。
現代ホームショッピングはファッションスタイリングコンテンツで有名なインフルエンサーでショーホストのソアランさんが進める「ソアランのショッピングライブ」を毎週に編成すると明らかにした。放送は2時間。秋・冬(FW)シーズンの放送を開始する30日には現代ホームショッピング独自ブランド(PB)である「ラシエント」のスーツ、Tシャツブラウスなどを販売する。
ショーホスト2人が出演する一般的なファッション放送とは異なり「ソアランのショッピングライブ」は、ソアランさん1人と3Dグラフィックでつくったアバター「ランイ」が進行する。「ランイ」は商品や素材に対する追加説明、視聴者質問に対する返事などを提供する役割だ。イメージ生成AI技術が適用された「ランイ」は、コメントに似合うジェスチャーと表情、口の形を自然に表現できる。
特に今回の放送では、ソアランさんを真似てつくったリアルタイム3Dイメージを画面に映し出し、多様なアイテムを着た姿も見せる。視聴者が「ジーンズと着ても似合いますか?」と尋ねると、商品とともにジーンズを履いた姿を即席に見せる。ユニークなコンテンツと新鮮な演出力でテレビホームショッピングでも「服選びの楽しさ」を感じられるようにする。
現代ホームショッピング関係者は「視聴者が放送を見ながらメッセージを送れる『放送トーク』に要請事項をアップすれば3Dイメージにリアルタイム反映できる。そのため、多様なマッチング法とスタイリングをあらかじめ見て購買することができる」と紹介した。
(c)KOREA WAVE