2024 年 5月 6日 (月)
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“清浄された自然”韓国と北朝鮮の非武装地帯…検問所では今も緊張感

出征式を終え、生態探訪路に沿って歩く「非武装地帯(DMZ)自由・平和大長征」の参加者たち(c)news1

韓国京畿道坡州市(キョンギド・パジュシ)の民間人出入り統制線(民統線)内の非武装地帯(DMZ)に生態探訪路がある。秋は金色に輝く田畑が広がり、頭上を行くゴンドラが観光客を運ぶ。豊かな自然を体感できるが、やはり南北国境の緊張感も漂う。

民統線は、軍事境界線に沿うDMZの南側に設定されている。民間人の立ち入りには規制がある緩衝地帯だ。

生態探訪路の出入り口には小銃で武装した軍将兵が立っており、探訪路沿いには警戒所がある。写真・動画の撮影も制限された。

坡州のDMZ生態観光支援センターで今月4日、「DMZ自由・平和2次大長征」の第2期出征式があった。朝鮮戦争休戦70周年を記念し、国と境界線付近の3自治体が共同で催す行事だ。6泊7日の日程でDMZの生態を観察し、国境の観光地を探訪。戦禍の傷痕と南北分断の痛みを振り返る。

参加者70人は境界線10市郡の計524kmを横断する。このうち104キロは徒歩だ。第2期遠征隊を率いるキム・ハクミョン隊長(60)は「休戦70周年を迎え、韓国の自由と平和がどれほど大切かを歩きながら感じたい」と話した。

(c)news1

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