韓国で昨年夏、国内旅行の需要が6年ぶりに最高値を記録した。夏休みで国内旅行をした人が10人中7人を超えたのだ。旅行地としては江原道とソウル、釜山など大都市の人気が高まったが、済州島の旅行需要は目立って減った。
消費者リサーチ専門機関「コンシューマーインサイト」が9月に実施した「夏休み旅行調査」によると、国内旅行需要は72.2%で昨年66.8%に比べて5.4ポイント増えたことがわかった。
約2万5000人に今年の夏休み期間(6~8月)1泊以上の旅行経験について尋ねたところ、「旅行に行ってきた」という回答は74.4%で、昨年(67.3%)より7.1ポイント増えた。新型コロナ以前の2019年の78.8%よりは低いが、相当なレベルに回復した。
国内旅行率は72.2%で、昨年の66.8%に比べて5.4ポイント増で、2017年以降、6年ぶりに最も高い数値だ。海外旅行率は5.1%で昨年(1.6%)より大幅に上昇したが、新型コロナ以前の20%半ばに比べるとまだまだ遠い。国内・海外旅行の両方とも行ってきた割合は2.9%だった。
広域市道別では、江原道が22.7%、済州道が10.8%で、昨年に続き1、2位を維持した。これに慶尚北道、全羅南道が8.7%同率で続く。
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