2024 年 4月 28日 (日)
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数百万ウォンのコートが20万ウォン…韓国で人気のアウトレット、口コミ聞いて駆けつけてみた

ニューコアファクトリーアウトレット光明店(c)MONEYTODAY

12月8日金曜日。午後に訪問した韓国京畿道光明(キョンギ・クァンミョン)所在のニューコアファクトリーアウトレット光明店。エスカレーターで2階に上がると、大型売場用のショッピングバッグと並んでいるハンガーが目に入った。

3階「1/2/3万ウォンアイテム館」には、ブランド別ではなく価格帯別に置かれた女性服があった。

4階の紳士服売り場では9900ウォン(1ウォン=約0.1円)のブランドシャツが置かれ、その横には5000ウォンのブランドネクタイも見えた。ここで高価で販売される10万ウォン前後のブランド財布などには黄色、緑色など色別に40~60%の割引率が表示されたステッカーが貼られた。ミシャ、ベネトンなど数百万ウォン台の海外高価ブランドコートもここでは10万~20万ウォン台の価格が付けられた。

平日午後昼の時間帯だったが、売り場には近くで買い物をしてしばらく立ち寄った近隣住民や安養(アニャン)、始興(シフン)など近隣地域でうわさを聞いて来店してきた客がいた。この日、始興から訪れたというユ・ソンジャさん(68)は「確かにここは安いと思う。夫の服と靴を買って帰る」という。レジの店員は「週末には、一度に100万ウォン以上買っていく客もいる」と話した。

建物の地上2階から5階までの規模のニューコアファクトリーアウトレット光明店では、2~3年前の在庫商品が定価の60~80%割引価格で販売されていた。ここは特別のセール期間がない「常設ディスカウントストア」だ。

◇直接購入・販売

イーランドグループは「アウトレットより安いアウトレット」を標榜し、9月に従来あったニューコアアウトレット光明店をリニューアルしファクトリーアウトレット光明店を開いた。

数年間衣類を生産してきたイーランドグループが、韓国内外のネットワークなどを活用してブランド商品を直で買い入れたり、持ち込んだりして客に安く出す。

普通の百貨店やアウトレットはブランドが直接入店して商品を販売するが、ここはイーランドが直に購入・販売するため、ブランド会社が別途のインテリア費用や従業員の雇用などの固定費を払わなくても済む。それゆえ、商品をより安く売り出すことができるという。

このように流通会社が商品を大量に直で購入して倉庫型で商品を出すのは国内ではイーランドが初めてだ。

◇「オープンラン現象」も

最も人気のある売り場はニューバランス専門館だ。

イーランドが展開するニューバランスのスニーカーや衣類などの2~3年前の商品を販売している。「直接購入して大量に販売するためオフライン売り場の中では全国で最も安い」そうだ。

11月、ニューコアアウトレット光明店のニューバランス専門館がオープンするというニュースがオンラインコミュニティなどで広がり、一時、オープンラン現象(開店とともに売り場に走る)も起きた。

イーランドの関係者は「若い人たちがスニーカー10足を買うために来たこともある。最近は景気が悪いので、5000ウォンでも安ければ遠くからでも来る」。韓国の準ブランドに挙げられるダックスの雑貨も、ここではインターネットより安い価格で流通している。

◇割安の基本アイテム

物価高時代に定価より安い商品を求める消費者が来店し、光明店の売り上げも急上昇した。

11月の売り上げは1年前に比べ50%以上増加し、来店客も50%以上増えた。週末の平均販売量はニットとマンツーマンTシャツが2000枚、ワイシャツとネクタイは1000枚ずつ売れるほど人気だ。

特に最近はコスパアイテムを探すために来店する20~30代の客が増え、その割合が従来の20%から40%まで高くなった。

イーランド関係者は「物価が上がり、衣類にかける費用を大幅に減らしている。シャツなどの基本アイテムは、数年前の商品だから価格が安く、流行に左右されない」と指摘する。

(c)MONEYTODAY

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