2024 年 4月 28日 (日)
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意味・ニュアンスで遜色なし…韓国で普及する「AI翻訳」 (下)

DeepLのロゴ(c)MONEYTODAY

AI翻訳サービスも多様化している。ドイツのAI企業「DeepL(ディープエル)」は先月31日から韓国語翻訳サービスを開始した。海外ブラインドテストでグーグルを抜いたディープエルは韓国でもネイバーパパゴより自然な翻訳をするという評価を受けている。

例えば「アンニョン2022、アンニョン2023」という言葉。グーグルはこれを「グッバイ2022、グッバイ2023」と訳し、パパゴは「ハロー2022、ハロー2023」と解釈したが、ディープエルは「グッバイ2022、ハロー2023」と翻訳した。

◇韓国式の敬語も自然に

また「敬意を表す」(tip of the hat)という英熟語をグーグル・パパゴは「帽子を傾ける」と解釈したが、ディープエルは正確な意味を示した。

<私がもっと幼くて弱かった時代に父は私にいくつかの助言をしてくれましたが、それ以来、私の心の中でずっと振り返っています。「誰かを批判したくなるたびに、この世のすべての人があなたのように長所を持てなかったという事実を記憶せよ」とおっしゃいました>

これはディープエルが翻訳した「グレート・ギャツビー」の最初の文章だ。韓国式の敬語や文法で重要な「ヘヨ体」などを自然に駆使した。

◇各ソフト組み合わせでより正確に

利用者はグーグル・パパゴ・ディープエルを組み合わせて活用すればもっと素晴らしい英語翻訳と作文ができると口をそろえる。

ツイッターである利用者は「韓国語で書いた文をディープエルで翻訳した後、チャットGPTに検討してほしいと言えば完璧な英作が可能だ」と書き込んだ。チャットGPTで英語願書を要約した後、これをディープエルやパパゴに翻訳する事例も多い。

ディープエル関係者は「先端技術を活用してニュアンスと脈絡を最も正確に把握するAI翻訳機を作る」と意気込みを語る。また、ネイバー関係者は「翻訳品質改善とともに敬語翻訳、AR(拡張現実)翻訳など新たなサービスを着実に披露する」と述べている。

(c)MONEYTODAY

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