2024 年 5月 4日 (土)
ホーム政治実用外交を前面に出した李在明氏、日韓関係は「多層的で、時には揺らぐこともある」

実用外交を前面に出した李在明氏、日韓関係は「多層的で、時には揺らぐこともある」

イ・ジェミョン氏と握手する日本の相星孝一駐韓国大使(左端)©MONEY TODAY

韓国与党「共に民主党」の大統領候補のイ・ジェミョン(李在明)氏は27日午前、ソウル市汝矣島(ヨイド)の党本部で、日本の相星孝一駐韓国大使と面会した。日韓関係についてイ氏は「政治的判断は時期によって異なることもあり、国家間の関係は時に揺れ動くこともある」と述べ、実用主義的な外交に基づく両国関係の方向性を強調した。

イ氏は「韓国と日本の関係を普通は近くて遠い関係だと言うが、これからの韓日関係は近くて親しい仲になってほしい」と歓迎の意を明らかにした。さらに「日本と韓国の関係は多層的だと思う。例えば、国と国、国民と国民の関係、政治と政治、または政治勢力との関係、国家間の関係は永続的で、国民と国民の関係は人間中心の判断をしなければならず、政権と政権の関係は非常に流動的だと判断する」と強調した。

また「基本的に国家は国民のために存在するものであり、国家の発展と国民のより良い暮らしのために努力するのが政治だから、政治的判断は時期によって異なることもある。そのため、国家間の関係は、時には揺らぐこともある」とも指摘した。

加えて「基本的に相互関係は、事実を互いに認め、理解して、未来志向的に協力していくことが互いにとって望ましい。韓国の政治も、日本の政治も互いに平和的に共存し、互い利益になる方向で、ともに繁栄し、国民同士も互いに交流し理解しながらより良い暮らしを、ともに未来志向的に作っていけたらいい」と伝えた。

イ氏は日本を訪問した経験に触れ、「もちろん表面的かもしれないが、日本国民の皆さんが本当に親切で誠実で、謙遜した気持ちで接してくれたので、日本に対する印象が本当に変わった」と親近感を示した。

両国間の文化交流の重要性も強調し、日本の歴史小説「徳川家康」にも言及。「途方もない量の小説を2~3年かけて読んだが、それによって日本の文化を理解し、心も理解するようになった。文化交流や相互訪問は本当に重要だと思った」と語った。さらに相星大使についても「韓国文化に関心があるということで、親近感を抱いた」と伝えた。

これに対して、相星大使は「(イ・ジェミョン氏が考える)日本との関係、日本訪問の経験を聞くことができてうれしく思う」と答えた。

©MONEY TODAY

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