2024 年 4月 28日 (日)
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安易な「二重まぶた」手術に警鐘…韓国の専門医がQ&A

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韓国では冬休みの時期に整形手術を考える人が少なくない。一般に、二重まぶたの手術は他の手術より簡単だと思われている。しかし、その難易度は低くない。目の変化によって印象も大きく変わるため、専門医は安易に手術に臨んではダメとアドバイスする。特に中学生ら若い年齢で二重まぶたの手術を考えるなら、その前に知っておくべきことがある。江東慶煕(カンドンキョンヒ)大学病院整形外科のユ・ヨンチョン教授が、よくある疑問に答えた。

――二重まぶたの手術は中学生も受けられますか?
ユ・ヨンチョン教授 通常、男性は17歳、女性は16歳で顔の成長が止まる。目はその中でも成長が早く止まる部位で、中学生の時から整形手術は可能だ。ただし、自分はなぜ、手術をしなければならないのか、どんな手術を受けることになるのか、整形効果がどれだけ現れるのかなどについて、実績ある医療機関で専門家と十分に相談して決めるべきだ。こうした相談に応じられるのは、目の手術経験が多い専門家だけ。専門外の医師や、インターネットなどの誤った情報をもとに決めるべきではない。二重まぶた手術だからと安易に考えて、非医療施設で整形して失敗するケースもある。

――切開法と埋却法、どう違いますか?
ユ・ヨンチョン教授 二重まぶた手術は上眼瞼手術の一種だ。切開法による二重まぶた手術は、皮膚を切開して、目を開ける組織と皮膚の関係を改善して二重まぶたにすることだ。「切開」という単語が深刻な手術法というイメージのため、最近では「目元矯正」とも呼ばれる。切開する方式が多いのは、埋没方式よりはるかに鮮明で、美しく、大きな目元を作ることができるためだ。まぶたが腫れぼったくて小さすぎる目、齢をとって垂れ下がった目は切開法を勧める。

一般的に「つまむ」と表現する埋没法は、手術が簡単で、腫れがなく、手術当日から日常生活ができる。自然な目元を作ることができ、人気のある手術法だ。埋没法は、皮膚を切開せず、特殊に考案された糸だけを使って、目を開く組織と皮膚の関係を変形させ、二重まぶたにできる。片目の手術時間が10分を超えない。しかし、二重まぶたが時々解ける可能性があり、切開法より「あまりはっきりしない」目元になる可能性がある。まぶたが腫れぼったかったり、小すぎる目、年を取って皮膚がたるんだ場合は、埋没法が適さないこともある。

――手術後の目が気に入らないのですが、再手術してもいいですか?
ユ・ヨンチョン教授 整形した目の形が気に入らなかったり、二重まぶたのラインが解けたりした場合など、二重まぶた整形の再手術をする。二重まぶたをなくすか、ラインを再調整できる。一般には長さと厚さ、二重ラインの位置などを調整する。再手術時には必要な皮膚が減った状態なので、微細な矯正は難しいことがある。二重まぶた手術後、傷跡が大きすぎたり、手術痕が鮮明に残ったりした場合、傷跡の組織をなくした後、縫合する再手術を実施する必要がある。

再手術の際、避けられないデメリットがある。手術による傷跡が多くなるため、望まない形になったり不快感が生じたりすることがある。再手術したからといって、自分が望んだ形になるという保障もない。したがって、経験豊富な熟練した専門家と十分に相談した後、手術するかどうか決めるべきだ。単に自分が気に入らないという理由だけで、再手術することは勧めない。

――どんな手術法を選んでどんな医者に会えばいいでしょうか?
ユ・ヨンチョン教授 一般に、二重まぶたではない目を持つ人が、より大きくはっきりとした目元になるために手術を受けようとする。二重まぶたではない目は、二重まぶたの線の痕跡だけがあり、目を開ける筋肉がラインを作る機能を果たせていない。最も良い整形は、固有の潜在的二重ラインを正確に探し、目を開ける筋肉の力のバランスを、自分に合う最適の条件にすることだ。したがって、目を開けるまぶたの筋肉の状態がどうなのか綿密に診断したうえで、最適の手術法を探さなければならない。自分に最もよく適した手術法は、相談した医師が選択する方法だ。

二重まぶた手術には、最善の方法があるわけではない。医師の長年の経験と知識によって、結果に差が出ることがある。したがって、インターネットなどの情報に惑わされず、さまざまな方法に熟練した医師を探すことが重要である。整形手術の最も恐ろしくて厄介な敵は「後悔」で、最も重要なのは「実力のある医師に出会うこと」だ。

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