2024 年 4月 30日 (火)
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北朝鮮、豊渓里核実験場の建築工事と実験再開準備中か

豊渓里核実験場閉鎖のための爆破作業=2018年5月(写真共同取材団)©NEWSIS

北朝鮮が2018年に爆破した咸鏡北道(ハムギョンプクト)豊渓里(プンゲリ)核実験場周辺に新しい建物が建築されていることを示す衛星写真が公開された。北朝鮮が豊渓里核実験場で核実験を準備している可能性があるようだ。米政府系放送局「ボイス・オブ・アメリカ(VOA)」は8日報じた。

米ジェームズ・マーティン不拡散研究センターは、最近、豊渓里核実験場を撮影した衛星写真を分析し、新しい建物の建築と既存の建物を修理する姿を捉えたと発表した。

米民間企業マクサー・テクノロジーズが先月18日と今月4日に撮影した衛星写真を比較した結果、18日の映像で空き地だった場所に、4日の写真では建築用木材やオガクズなどが積み上げられていた。

また、核施設内の既存の建物のあった場所に新しい建物が建てられ、建物の補修のための木材が積まれて修理が進んでいる様子も確認された。

同センターの核専門家ジェフリー・ルイス氏は「北朝鮮が建築と坑道の支柱工事に相当量の木材を使ってきた。豊渓里核実験場で新たな活動が進められていることを示唆するものだ。これは2018年5月に豊渓里核実験場を閉鎖して以来初めて目撃された活動だ」と指摘した。

ルイス氏は、北朝鮮が今年初めに核・長距離ミサイルのモラトリアム破棄の可能性に言及したことを想起させ、北朝鮮が核実験再開の準備をしている可能性があると分析した。

©NEWSIS

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