2024 年 5月 11日 (土)
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[旅行ライブ] ソウル城東区…「都市再生」コース (中)

「聖水連邦」の外観。カフェ、ショップ、飲食店などが入店している(ソウル観光財団提供)©news1
ライフスタイル編集ショップ「トンネルストア」聖水連邦店(ソウル観光財団提供)©news1

◇聖水で最も脚光を浴びる複合文化空間

「聖水(ソンス)連邦」は化学工場として使われていたものを改・補修して作った再生空間だ。「コ」の字型の構造で、中央には庭のように開いており、両側には赤い柱が連なる建物が2棟建っている。柱は一定の間隔と形で構成されており、バランスが優れている。

また、2階と3階にはバルコニー廊下があり、庭と建物が繋がっているような雰囲気がある。建物の内部には個性豊かなカフェ、ショップなどがあり、聖水連邦ならではの色合いを作っている。

最大の特徴は、入店した店舗間で生産・流通できる仕組みだ。それゆえ相互に関連するブランドが集められている。

例えば、聖水連邦に入店しているカフェで販売しているサンドイッチに入る肉類は、2階の共有工場「パムフレッシュファクトリー」で生産し、直ちに供給する。複雑な中間段階を省略し、店舗間の活発なやり取りを通じて互いに共生できるようにした。

1階に入店した「THINGOOL STORE」はスモールブランドマーケット編集ショップ「THINGOOL市場」のオフライン1号店だ。売場内の空間を分けて、さまざまなコンセプトのショールームを通じて居間、厨房、浴室、洗濯室、作業室、洋服部屋などを思い浮かべる空間と、それに合う製品を販売する複合生活様式店を標榜する。

きれいに配置された器、便利な調理道具、お勧めの衣類やアクセサリーまで、感覚的なデザインが目を引く。

3階にある「天上家屋カフェ」は、天井をガラス張りにし、白い布地をつけて日差しが暖かく染み込むようにしている。テーブルの間には緑が目立つ植物が置かれ、冬でも青々とした温室に来たような雰囲気が漂っている。

1階のアップサイクル展示体験場。 衣食住に取り入れたアップサイクル作品を実演した展示空間(ソウル観光財団提供)©news1
地下1階のイチョウの壁面に展示された生活の中のさまざまなアップサイクル素材(ソウル観光財団提供)©news1

◇今日から私もアップサイクルに挑戦?

「ソウルアップサイクルプラザ」はアップサイクルについてのあらゆる情報を見て学び、経験できる複合文化空間だ。アップサイクル文化を体験し、簡単で楽しく習得できるように展示やプログラムを体験できる。

「ソウルアップサイクルプラザ」は、大きく「アップサイクルハウス」「夢見る工場」「素材銀行」によって構成されている。1階の東門方向に位置する「アップサイクルハウス」は、アップサイクルの認識を拡散させるため、作業場、メーカースペース、公演、講演場で構成された展示スペースであり、複合文化空間である。

1階の西門方向にある「夢見る工場」では、子供から中高年層まで多様な世代を対象にオーダーメード型プログラムを実施する。週3回の基礎装備教育に加え、デザイン、3D、試作品製作、コンサルティングなどを通じて人材を養成し、資源循環文化を広めることを目的に運営する。

地下1階の「素材銀行」は、日常的に捨てられる廃棄物がアップサイクル商品として生まれ変わる過程を、デザイナーだけでなく、一般市民も直接見て経験し、アップサイクル素材と文化について理解し、実践できるように構成した。

2階には入居企業で新しく生まれ変わったさまざまな製品を販売する商店があり、実際にどのような方法でアイディアが生まれ、アップサイクル製品になったのかを確認して購入できる。3階と4階にはアップサイクル企業が入居し、アイデアが融合したアップサイクル製品を製作・販売したり、教育プログラムを運営したりしながらアップサイクル文化を発信する。

©news1

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