2024 年 5月 6日 (月)
ホーム社会コロナで自然な出会いが難しく…韓国・結婚相談所急増、でも婚姻は増えず

コロナで自然な出会いが難しく…韓国・結婚相談所急増、でも婚姻は増えず

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韓国で新型コロナウイルス発生後3年間、結婚相談所の数が急激に増えた。出会いが難しくなり、自然な出会いを求めるより、相手の経歴や条件を問うて会う場合が増えているという。ただ、婚姻と出産が反騰するかどうかは懐疑的だ。

韓国国税庁100大生活業種統計によると、今年2月の段階で全国結婚相談所は1841カ所で、新型コロナウイルス発生前の2019年比17.1%増えた。

結婚相談所は2017年2月には1613カ所、2018年には1609カ所、2019年には1572カ所と一定規模にとどまっていた。しかし、新型コロナが発生した2020年には1611カ所で、前年同月比2.5%反騰した。以後、2021年1684カ所(4.5%)、2022年1723カ所(2.3%)、2023年1841カ所(6.8%)と増加傾向を見せている。

ただ、婚姻件数と結婚式場の数は減り、反対の流れを見せている。昨年、韓国の婚姻件数は19万1690件。2021年に20万件を割って以来、2年連続で20万件を下回っている。

婚姻件数は急激に縮小してきた。2019年26万4455件で、2016年比6.1%減少した。その後、2018年25万7622件(-2.6%)、2019年23万9159件(-7.2%)減少した。特に新型コロナが発生した2020年21万3502件(-10.7%)、2021年19万2507件(-9.8%)を記録した。2022年には19万1690件(-0.4%)を記録した。

結婚の必要性を感じる若者も減っている。

統計庁の2022年韓国の社会指標によると、昨年、結婚に対する見解を尋ねる質問に「必ずしなければならない」と「した方が良い」という回答は各々15.3%と34.8%だった。2つを合わせると50.1%で、国民の半分を超えるレベルだ。

しかし、年齢別に見ると、20代は40.6%、30代は42.3%にとどまった。特に、社会指標調査が初めて実施された2008年の20代(62.0%)、30代(60.8%)に比べて20ポイントほど減少した。

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