世界中の腕に覚えのあるハッカーが集まるハッキングコンテスト「DEFCON CTF(Capture the Flag)」で、セキュリティスタートアップ企業「Theori」のパク・セジュン代表率いる韓国のホワイトハッカーチーム「MMM」が昨年に続いて優勝した。
パク・セジュン代表は2010年代に世界のハッキング界で名をはせた米国カーネギーメロン大学のハッキングサークル「PPP」の創立者であり、会長を務めた人物だ。今年まで「DEFCON優勝」タイトルを7回も獲得し、ホワイトハッカーの間で「世界でパク・セジュンより華麗なDEFCON経歴を持つ人物はいない」とも言われる。
DEFCONは1993年に始まった世界最大のハッカーたちの祭りでフォーラム、ワークショップ、ハッキングコンテストであるCTFなどが開催される。
今年のCTFは米ラスベガスで11~13日に開催され、予選に計535チームが参加。このうち12チームが本選に進出した。
韓国からは「MMM」「Super Dice Code」「Hype Boy」の3チームが本選に進出し、「MMM」1位、「Hype Boy」4位、「Super Dice Code」8位という成績だった。
「MMM」チームは「Theori」所属15人とカーネギーメロン大学ハッキングサークルの15人、そしてカナダのブリティッシュコロンビア大学サイバーセキュリティーサークルの15人で構成している。
パク代表は14日、自身のSNSで「人数が多く難しかったが、異なる背景と年齢、技術がうまくかみ合った。優勝はすてきな同僚たちと最善を尽くした副産物だ」と感想を伝えた。
(c)NEWSIS