2024 年 5月 2日 (木)
ホームライフスタイル「地域の特色そのまま」…「ローカルブランディングフード」

「地域の特色そのまま」…「ローカルブランディングフード」

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韓国で、飲食業界が地域の文化と特産物を活用した「ローカルブランディングフード」を披露し、注目を集めている。企画・製造・マーケティングなどの領域で、地域イメージと特産物などを積極的に活用し、地域住民はもちろん、各地の消費者の関心を集中させている。

昔のパン専門ベーカリー「近代路地のあんぱん」は「ローカルブランディングフード」を披露している。このベーカリーは大邱(テグ)を代表する観光地「近代路地」のイメージを溶け込ませている。

近代路地は、大邱の中心街だった古い路地を指す言葉だ。路地ごとに近代建築物、開化期文化などがよく保存されており、近代と現代が共存するような雰囲気がユニークな観光名所だ。

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近代路地に位置する「近代路地のあんぱん」も、古風でモダンな雰囲気の店内インテリアを通じて「近代」コンセプトを示している。

代表メニューは昔のパンを現代風にアレンジしたベーカリーメニューだ。防腐剤や保存料などを使わずに毎日、あんを炊いて作る「元祖あんぱん」、中に生クリームを詰めた「生クリームあんぱん」などがベストセラーだ。

夏が暑いことで有名な大邱の天気に例えた新造語「デプリカ(大邱+アフリカ)」と「野菜パン」を合わせて名付けた「ヤプリカパン」もブランドのアイデンティティを巧みに示す人気メニューだ。

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マクドナルドは「昌寧ガーリックバーガー」を最近、再販売している。「昌寧ガーリックバーガー」は昨年発売して1カ月で158万個を売り上げた商品だ。

優れた味と品質を誇る昌寧の新ニンニクを丸ごとすりおろしたニンニクトッピング、ニンニクとオリーブ油を混ぜたアイオリソースを加え、昌寧ニンニク特有のコクと深い風味を生かして人気を集めた。

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「貢茶(Gong cha)コリア」は緑茶、ニンジン、菜の花蜂蜜など済州特産物を活用した「済州オルムミルクティー+パール」「済州ニンジンミルクティー」「菜の花蜂蜜トマトスムージー」「カマンドル黒ごまスムージー」の4種を発売した。

麗水名物ドーナツ「ゴッド・バター・ドーナツ」は、麗水の代表特産物である「突山カラシナ」を使ったドーナツメニューを販売する。代表メニューの「ゴッド・バター・ドーナツ」は、カリカリの手作り天ぷらドーナツの中に突山カラシナとフランスゴメバターで味をつけた「ゴッド・バター・クリーム」をたっぷり入れて作った。

「ゴッド・バター・ドーナツ」(Instagramより)©KOREA WAVE

甘くてしょっぱいパンの味と、ピリッとしながらもほのかな甘みがよく調和したクリームの調和が魅力的だ。

「コーヒー都市」と呼ばれる江陵に位置する「カフェ江陵堂」は、江陵を象徴するコーヒーをパンにして披露した。丸いコーヒー豆の形が目立つ「コーヒー豆パン」はケーキのように柔らかい食感のパン、エスプレッソジャムとあんこが調和して適度な甘みを出す中身が特徴だ。

「近代路地あんぱん」を運営する「ホンドゥダン」のチョン・ソンフィ代表は「ローカルブランディングフードは『異色の食べ物』という話題性をアピールすると同時に、地域と特産物に対する関心もまた高められる」と述べ、ブランドと地域がウィンウィンと強調している。

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