2024 年 4月 29日 (月)
ホーム経済OTT「セマンティックエラー」OTT興行に異変…WATCHAが「BL」にハマった理由 (上)

「セマンティックエラー」OTT興行に異変…WATCHAが「BL」にハマった理由 (上)

OTTプラットフォームWATCHA「セマンティックエラー」©news1

ウェブトゥーンやウェブ小説などで人気を集めた「ボーイズラブ(BL)」ジャンルが、実写化作品を足掛かりにOTTプラットフォームでも強勢を見せている。韓国OTTの先頭走者だった「WATCHA(ウォッチャ)」が、BLのような「マイナージャンル」によってポジションの確保に乗り出す姿勢を鮮明にしている。

◇BLウェブ小説原作、公開直後WATCHAトップ10

業界関係者によると、ウェブ小説プラットフォーム「RIDI」の「セマンティックエラー(Semantic Error)」を原作とした同名のWATCHAオリジナル作品が、今年2月の公開以降、3カ月近くにわたってWATCHAトップ10で1位の座を守ってきた。

OTTプラットフォームの躍進によってジャンルを問わず多様な作品が公開されている。だが、同性愛を素材にしたBL作品が長期間1位を占めたのは異例のことだ。

WATCHAは「セマンティックエラー」だけでなく、BLジャンルの発表を続けている。

WATCHAの人気作のトップクラスに名前を連ねている「授業中です」▽先月、WATCHA独占作として公開されたウェブトゥーン原作の「春情之乱」▽「セマンティックエラー」と同様、RIDIのウェブ小説を原作としてドラマ化を控えている「新入社員」――などが代表例だ。

BLジャンルは、好みの合う利用者は確実に攻略できる。一方で、一部利用者には不慣れさを越えて、拒否感を抱かせる。それゆえ、ある種の「両刃の剣」といえる。

WATCHAがこうした冒険をしてでも、OTTで先頭に立って、BLジャンルを攻略する理由は何だろうか……。

©NEWSIS

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