2024 年 5月 24日 (金)
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「ラストマイル」の攻略 [KWレポート] 配達ロボットが家に上がる日(2)

カカオモビリティ提供(c)NEWSIS

配送ロボット産業で特に重視しているのは「ラストマイル」(消費者に商品を伝達する最後の段階)の市場だ。

韓国国内物流サービス用ロボット企業としては、▽現代自動車と、韓国最大のフードデリバリーアプリ「配達の民族」を運営する「優雅な兄弟たち」▽ロボットメーカー「ロボティズ(ROBOTIS)」▽ロボット関連企業「ユジンロボット(YUJIN ROBOT)」▽産業用ロボット製造「ティーロボティクス(T-Robotics)」▽自律走行ロボット開発専門「ツイニー(Twinny)」▽都心型自律走行ロボット配信プラットフォーム「ニュービリティ(NEUBILITY)」――などがある。

◇しのぎを削る各社

現代自動車は、屋内外の自動運転ロボットを開発・生産し、優雅な兄弟たちと実証事業を進めている。

優雅な兄弟たちは、ロボットによる食料や生活必需品などの配達注文件数が初めて1万件以上を超えた韓国の事業者だ。屋内外ですべてロボットによる配達サービスを提供する企業は、優雅な兄弟たちが世界で唯一とみられる。

ロボティズは、屋内外の自動運転ロボットを開発し、ホテル配送ロボットを販売している。ユジンロボットは、自動運転ソリューション事業を営んでおり、関連部品やロボット開発、ゴーカートの実証事業を進めている。

ティーロボティクスは、自動運転物流ロボットの新規事業を進めており、昨年は無人搬送車(AGV)の初受注に成功した。

◇リゾートやキャンプ場も対象

トゥイーニーは、自動運転運送ロボットのスタートアップで、2021年のシリーズB当時、企業価値が1100億ウォン(約110億円)と認定された。ニュービリティは、自動運転ロボットのスタートアップで、通信大手KT、サムスン電子などと協業してロボットを供給している。

KT、SKテレコム、LGユープラスなど国内通信会社は、LG電子・斗山ロボティクス・ニュービリティなどロボット製造業者と協力する形でロボット事業を展開している。

ロボットに必要な通信や人工知能(AI)などの技術提供をはじめ、消費者がロボットを簡単に活用できるサービスやプラットフォームを提供し、既存に保有している流通チャンネルを通じたロボット普及拡大を目標にしている。

KTは今年、世界最大規模の移動通信産業展示会「MWC」で、コールドチェーン(低温を維持しながら製品を消費まで届ける)システム機能を適用した新たな自動運転配送ロボットを披露した。リゾートやキャンプ場を対象にした商品だ。KTは今後、配送ロボットに続き、ホテル、病院などに設置された多様なロボットサービスにも温度・湿度を調節できるコールドチェーンシステムを拡大する。

(つづく)

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