韓国の電子業界がNFTや暗号通貨などブロックチェーンをベースにした事業に積極的に参入している。単なる協業や投資を超えて、スマートテレビをはじめ家電製品の主要コンテンツとしてNFTを導入し、暗号通貨ウォレットアプリケーションを開発するなど、事業の幅を広げている。
ハードウェア中心だったこれまでの事業をソフトウェアとプラットフォームの方向に転換し、既存の主力事業にブロックチェーン技術を融合させて相乗効果を創出するための選択とみられる。
国内の代表的な電子メーカーであるサムスン電子とLG電子は、今年に入ってNFTと暗号通貨などブロックチェーン関連事業との接点を増やしている。
サムスン電子は今年、NFTプラットフォームが搭載されたテレビソフトウェアである「スマートハブ」を発売した。ユーザーは自宅でNFT芸術作品をテレビで呼び出し、購入できる。
先月からはスマートフォン事業と関連した「ギャラクシーNFT」生態系構築にも乗り出した。ギャラクシースマートフォンを購入した消費者は「ニューギャラクシーNFT」を贈呈され、デジタルプラザ、新羅(シルラ)免税店などの提携先でこれを認証すれば、割引と積立などの恩恵を受けることができる。
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