韓国リビング業界が最近、MZ世代を狙った感覚的なマーケティングを活発に繰り広げている。テーマコンテンツの制作や体験型空間構成など、独創性が引き立つマーケティングを通じてブランド価値を伝える活動が目を引く。
◇ジヌス「旅行テーマ」キャンペーン
家具ブランド「ジヌス(ZINUS)」はこのほど、みんなが夢見る旅行をテーマにした「私が夢見る空間、ジヌス」キャンペーンを公開した。
今回のキャンペーンは単なるマットレスブランドのキャンペーンではなく、インフルエンサーたちとともに、リラックスできる空間に対する哲学が込められたストーリーを紹介した。
旅行の楽しさを伝えてきた旅行カメラマン兼クリエイター「picn2k」をはじめ、それぞれ異なる個性・主観を持った旅行インフルエンサー16人が参加する。
同じ製品でも、使う方法・好みによってライフスタイルが変わる。こうした観点を通じて、多様な物語を伝える。インタビュー映像には、彼らが滞在する空間も盛り込んだ。そこは、物語と旅行の始まりであり、ピリオドでもある場所だ。
新型コロナウイルスの長期化で、旅行は縛りを受けてきた。それだけにキャンペーンは旅行に対する感性を刺激するものとなり、注目を集めている。
◇「シモンズグローサリーストア清潭」
ベッドブランド「シモンズ」は最近、ソウル市江南区清潭洞(チョンダムドン)にベッドのないポップアップストア「シモンズグローサリーストア清潭」をオープンした。
このストアは、地域と地域、人と人とをつなぐシモンズの地域中心「ソーシャルライジング」プロジェクトの一環だ。地域社会で受けたインスピレーションをもとに、予想できなかった空間構成と多彩な文化コンテンツを前面に押し出し、シモンズ特有の「意外性」を誇る。
1階にはシモンズグッズとコラボレーショングッズを販売するポップアップスペースが、2階には釜山の有名手作りバーガーブランド「バーガーショップ」をオープンし、ビンテージ感性を込めたバーガーショップのインテリアがそのまま再現された。
バーガーショップの向こうにあるバスケットボールコートと庭園テラスには「シモンズスタジオ」がある。3階にはYouTube公開10日で累積ヒット数が1000万ビューを超えたシモンズの2022ブランドキャンペーン「Oddly Satisfying Video: オードリー・サティスファイング・ビデオ」デジタルアートが展示される。
©NEWSIS