吹雪が降って霜が冷たい。闇の中に光を放つ街。私の中に暖かい記憶がある。どこへ行っても君のことを考えて……。
眩しい冬の日、闇の中で私を抱いてくれるあなた。寒い風の中、この季節に耐えるための力。深い夜空、あなたと一緒に旅立ってみようか。ときめきが起きる冬の日、いまあなたと一緒に……。
人工知能(AI)が冬の雰囲気を思い浮かべながら創作した歌詞だ。“作詞家”は米オープンAI社が開発した対話型AIチャットボット(自動応答システム)「チャットGPT」だ。同じキーワードを入力しても毎回違う歌詞を作り出す。既存の曲を盗作したわけでもない。
AIは人間の要請にいささかの躊躇もなく、歌詞はもちろん、詩や小説まですぐに作り出す。映画の内容を作成すれば、映画のタイトルも教え、さらにはゲーム開発までしてくれる。
AIが人間のように考えて行動する時代が到来したのだ。
◇チャットGPTに聞いた…「君は僕の代わりになれるのか」
それならAIが人間の役割を代替できるだろうか――。
この質問に対し、チャットGPTは次のように答える。
「AIは一部の業務を自動化して遂行することができますが、人間のすべての役割を代替することはできません。AIは特定の仕事では高いパフォーマンスを見せますが、人間が持つ直観、融通性、創意性などの特性を持っていません」
まるでAIが人間との共存のために一歩下がったような印象さえ与える。
だが、すでにAIが人間の質問意図を把握し、自然に対話できる水準まで発展している。AIが人間の仕事を脅かすのではないか、という懸念が語られるのは、まさにこのためだ。
(つづく)
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