[KWレポート] ポストコロナ時代の韓流の行方(4)

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ネットフリックスを揺さぶった韓国映画

ポン・ジュノ監督

ポストコロナ」時代を控え、大きな変化が予想されるコンテンツ産業のなかで、韓流はどのような変化を遂げようとしているのか。その現状を分析してみました。(シリーズ4/計7回)

映画「パラサイト」がカンヌ国際映画祭を席巻してから、既に長い時間がすぎた。第二の「パラサイト」は見えてこないが、K-コンテンツの存在感はますます高まっている。

2021年7月に開催された第74回カンヌ国際映画祭。コンペティション部門の招待作はなかったが、韓国映画関係者があちこちで活躍し、韓国映画の地位の変化を示してくれた。ポン・ジュノ監督が開幕を宣言し、俳優ソン・ガンホがコンペティション部門の審査委員を委嘱された。俳優イ・ビョンホンは韓国人俳優として初めて、閉幕の際の授賞式で舞台に上がった。

ハン・ジェリム監督の映画「非常宣言」は、カンヌ映画祭公式セクションである非コンペティション部門に招待された。映画が終わった後、スタンディングオベーションが止まらず、10分間も続いた。「驚くほど素晴らしい!」「驚嘆すべきだ」(カンヌ国際映画祭ディレクターのティエリー・フレモー氏)、「2時間30分があっという間に過ぎてしまった」(AFP通信)など、映画関係者と海外マスコミによる賛辞が相次いだ。

米動画配信大手ネットフリックスで公開された韓国映画も、相次いで好成績を残している。映画「#生きている」は2020年9月に31言語字幕と5言語吹替で公開され、「K-ゾンビ」ジャンルの一翼を担った。ストリーミング映像コンテンツランキングの集計サイト「Flix Patrol」によると、「#生きている」は韓国コンテンツでは初めて、ネットフリックスグローバルムービーチャート1位となった。

続く2021年は、新型コロナウイルス感染症の余波を受け、ネットフリックスでの公開を選んだSFブロックバスター「勝利号」も全世界での再生回数1位を記録した。同年2月9日現在で世界29カ国の1位となった。約240億ウォン(約23億2000万円)が投入された「勝利号」は、ネットフリックスに単独公開する条件で310億ウォン(約30億円)規模の配給契約を締結していた。

(つづく)