グループBTSのリーダー、RM（本名キム・ナムジュン）が28日（現地時間）、米ポッドキャスト「The Art Basel」に出演し、自身が所蔵する芸術品を公開する計画があると明らかにした。
◇4年前のシカゴ美術館が出発点
RMは番組の中で、4年前の米欧ツアーの最中に芸術に目覚めたと振り返った。
「ツアーを回る時、たくさんの時間があった。私はクラブに好んで行く方ではなく、海外に友達がいない方だった。ホテルに泊まりながらYouTubeやネットフリックスを見たりして過ごすことが多かった」
「ある日、どこか行ける場所はないのかと考え、『博物館に行ってみよう』と思い立った。それが2018年の米シカゴ美術館だった。モネ、ピカソなどものすごい作家たちの作品を見て、戦慄を感じた」
これをきっかけに、芸術に対する好奇心が湧き、各国の美術館に通い、作品に触れるようになったという。
RMは「芸術品収集により、インスピレーションを受ける」という。「より良い男性として、より良い大人として、より良い芸術家として、生きていく基準を示してくれる。私が羨む、悠久の作品のような音楽を作りたい」と話している。
RMはまた、自身の芸術趣向を称賛してくれるBTSファン（ARMY）にも感謝の気持ちを表した。「私のInstagramはキュレーションのようなもの。私が博物館に行けば、ファンも私についてそこを訪れる。300人が同じ作品を見ると、300個の異なる感想が出るからだ」
◇「所蔵品を展示する私の空間を持っていたい」
RMは「博物館を開くということは、キュレーターも必要だろうし、展示もしなければならない。色々と複雑だ。これは私が初めて明らかにする話だが、所蔵芸術品を見せる小さな空間を作る計画はある」と話している。1階にはカフェ、2～3階には所蔵品を展示して、いつでも鑑賞できるようにしたい、と考えているそうだ。
そのうえで「韓国には博物館やギャラリーの数が多くない。韓国人や韓国に旅行に来た人たちが、偉大な韓国芸術家の作品を見るのは難しい。いつかは私だけの博物館が欲しい」と話している。
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