2024 年 11月 1日 (金)
ホームエンターテインメント「イカゲーム」「私たちの学校」もやられた…韓国コンテンツ、中国で再び違法に流通

「イカゲーム」「私たちの学校」もやられた…韓国コンテンツ、中国で再び違法に流通

「今、私たちの学校は…」ポスター©news1

米動画配信大手ネットフリックス(Netflix)の韓国オリジナルシリーズ「今、私たちの学校は…」が世界的にヒットするなか、中国でのコンテンツ違法な流通が再び注目を集めている。

中国版ツイッター「微博(ウェイボー)」などに「殭屍校園(ゾンビキャンパス)」というハッシュタグがつけられ「今、私たちの学校は…」に関する感想が殺到している。「今、私たちの学校は…」は現在、ネットフリックスシリーズで世界1位を疾走している。今月3日には59カ国で1位を占めた。

問題は、中国がネットフリックスの正式サービスの対象国家ではないという点だ。ネットフリックスは、中国政府が設ける「グレートファイアウオール」と呼ばれるインターネット管理システムに阻まれ、現地では接続できない状態だが、VPNを通じた迂回的な接続方式でこれを視聴するのだ。「今、私たちの学校は…」を中国でいくら視聴されても、韓国の製作会社はもちろん、ネットフリックスは収益をまったく得られないわけだ。

現在、中国のポータルサイトなどで「殭屍校園」を検索すると、無料で「今、私たちの学校は…」を簡単に視聴できる。

中国内での韓国コンテンツの違法な流通は前にも何度かあった。ネットフリックスの「イカゲーム」「地獄が呼んでいる」が代表例で、人気の高いバラエティ番組も現地で違法に視聴されている。歌手ナ・フナのKBSコンサート映像も現地で違法に流通している。

特に「イカゲーム」の場合、関連グッズが中国で違法に製作され、海外で販売して収益を上げており、韓国のエンターテインメント業界で大きな問題となった。

業界関係者は「『今、私たちの学校は…』興行を契機に、韓国のコンテンツの中国での違法流通の現状を再点検すべきだ」と主張している。

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