中国の通販サイト「アリエクスプレス(AliExpress)」に入店した業者が、韓国最大のオンライン小売「クーパン」のロケット配送だけでなく、ネット大手ネイバーやクーパンなど他のeコマースプラットフォームの検索順位、評点イメージまで使用していることが確認された。
アリのモバイルアプリとホームページでは、一部の入店業者がネイバースマートストアのユーザー評点、ネイバーショッピングライブランキング、クーパンランキングの画像を集めて、商品ページに借用している。
あるブルートゥーススピーカーブランドは商品販売ページにネイバースマートストアで高い評点を受けた画像、クーパンとネイバーで検索する時に1位を占めた画像などを使って「1位の業者」という事実を強調している。
このイメージにはクーパンとネイバーのロゴがそのまま出ている。
ほかにも、アリで「クーパン」を検索すれば「クーパン輸入」というタイトルを付けてクーパンで直接購入したように誤認させる投稿も発見した。
ある業界関係者は「他のeコマースのロゴと当時の販売価格などが公開されているという点で、消費者に誤った情報を与える可能性があり、当該業者に対する信頼度が低下する恐れがある」と懸念したうえで「消費者に混乱を与えかねない行為に対して仲介プラットフォームでも責任を負う措置が必要だが、現時点では十分な措置が取られていない」と指摘した。
アリの一部入店業者はクーパンロケット配送ロゴがついた画像と「クーパンが直接輸入しました」というようなフレーズと商品説明などを借りて、クーパンの直販商品だと宣伝し、物議を醸した。
これに対し。クーパンは「当社の商標や当社で撮影や制作したイメージを無断使用し商標権や著作権を侵害した」として販売中断を要請し、アリ側は「内部規定により直ちに削除措置し追加的なペナルティーも科す」としている。
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