韓国で、学齢人口の減少が進む中、ソウル市江南区の小学生の純流入(転入―転出)が昨年、全国基礎自治体(市・郡・区)の中で1位となり、2000人台を超えた。首都圏以外では、大邱市寿城区も前年比で学生数が増加。これらの地域は「教育1番地」とされ、教育熱の差による両極化が進んでいる。
鍾路(チョンノ)学院が23日、教育省などが公表した全国6299の小学校の生徒現況を分析した結果を発表した。小学校に生徒が純流入する生徒数を市郡区別に調べたところ、ソウル市江南区(2199人)が1位だった。
続いて、仁川市西区(1929人)▽京畿道楊州市(1214人)▽京畿道華城市(775人)などの順だった。首都圏以外では、大邱市寿城区(757人)が上位10内に入った。
こうした特定地域で小学生の流入が増えている背景として、教育熱の高さが挙げられる。鍾路学院のイム・ソンホ代表は「小学生の純流入は、新都市開発や地域不動産開発などの要因に加え、教育インフラに対する期待の高さが作用しているとみられる」と話している。
(c)MONEYTODAY