14日午前8時半、ソウル市中区(チュング)の東国(トングク)大学新工学館1階の食堂前。「朝の学食、品切れ」の看板をみた学生たちは「えっ、もう売り切れた」「ありえない」と肩を落とした。
東国大ではこの日午前8時20分から9時30分まで学生たちに朝食を1000ウォン(約110円)で提供するイベントがあった。用意した150枚の食券はわずか20分で売り切れた。
新学期を迎えてキャンパスに戻ってきた学生たちの朝ごはん事業への期待は高かった。授業時間の2~3時間前に登校し、食堂が開店するやいなや駆け付けた。
1000ウォンの朝ごはんは、朝食を食べない確率が59%に達する大学生に健康な食習慣を促す事業。昨年3月に始まり、今年は3月から約10カ月間運営される。
農林畜産食品省が選定した事業への参加校は186校。政府の支援単価が1000ウォンから2000ウォンに増え、参加校が昨年より42校増えた。
東国(トングク)大学は政府の支援を受け、昨年4000ウォンだった朝ごはんの価格を今年から5000ウォンに引き上げ、農林畜産食品省が2000ウォン、ソウル市と学校、学生が1000ウォンずつ負担することにした。月・水・金曜日はバイキング式で提供する。
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