韓国で長ネギの価格が天井知らずに高騰している。政府が最近、農畜水産物の価格安定策を打ち出したものの、長ネギの価格は依然として高止まりしている。
長ネギ価格の上昇にインターネットコミュニティでは▽長ネギを冷凍保管する方法▽自分で育てて食べる方法――など、いわゆる「ネギテク」方法をシェアする書き込みが少なからず上がってきている。
aT(韓国農水産食品流通公社)が運営する農産物流通情報によると、19日時点で長ネギ1キロの卸売価格は3552ウォンで、1年前(2636ウォン)より34.7%上昇した。
旧正月を控えた今月初めに、前年比約70%近く上昇したよりは多少下がったが、依然として高い価格を維持している。
韓国消費者院の「参加価格」を見ると、長ネギ1段(500~800グラム)の平均小売価格は2月時点で5329ウォンで、昨年2月(4199ウォン)より26.9%上昇した。
政府は1月の物価関係次官会議で、3月までに関税引き下げを通じて長ネギ3000トンを輸入するとしたが、長ネギの価格は依然として高いままだ。
このような現象は昨年夏の集中豪雨、猛暑と今年の冬の大雪によって冬の長ネギの主産地である全羅南道新安(チョンラナムド・シンアン)、珍島(チンド)地域の長ネギ生育が不振であり、これに伴い出荷量が減ったためとみられる。
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