2024 年 12月 28日 (土)
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フォルダブルフォン、無限の進化…中国ファーウェイ vs 韓国サムスンで開発競争

サムスンディスプレイがCESで公開した「Flex S」(c)NEWSIS

フォルダブルフォンがさらに進化している。中国の通信機器大手「華為技術(ファーウェイ)」が2回折りたためる「トライフォールド(tri-fold)」型のフォルダブルフォンを今年中に発売するとの観測だ。韓国サムスン電子も360度折りたためる新たなフォルダブルフォン技術を開発して対抗すると見られる。

海外メディアと業界によると、ファーウェイは画面を2回折るトライフォールド形態のフォルダブルフォンを準備中で、今年第2四半期中の発売を目標にしているという。

従来のフォルダブルフォンは大きく2つの形態に分けられる。本のように縦に折るフォールド形態と、貝殻のように横に折るクラムシェル(フリップ)形態だ。

トライフォールドフォン(c)NEWSIS

フォールド型は折りたたんだ時に一般のスマートフォンくらいの大きさだが、広げるとさらに大きな画面になる。クラムシェル型は折りたたんだ時に片手に入るほど小さいが、広げると一般バー型スマートフォンのように使えるのが特徴だ。

トライフォールドフォンは、従来のフォールド型フォンよりさらに大きい画面になると期待される。現在、商用化されたフォールド型スマートフォンが一般のスマートフォン画面の2倍レベルなら、トライフォールドフォンは3倍もの画面になる。

サムスン電子のギャラクシーZフォールドシリーズなど、従来のフォルダブルフォンの場合、フォールド5のメインディスプレーの大きさは7.56インチだ。小型タブレットPCのiPadミニ(8インチ前後)とほぼ同じ大きさだ。

トライフォールドフォンがこれより大きな画面になれば、一般のタブレットPCに準ずる10インチ以上のメインディスプレイになる可能性もある。従来のフォルダブルフォンより大きいディスプレイを、より高い圧縮率で携帯できるわけだ。

ファーウェイのトライフォールドフォン発売の可能性は、部品メーカーなどを中心に提起されている。中国パネル最大手「京東方科技集団(BOE)」が新たな形のパネルを供給するとみられる。

特に最も重要なディスプレイについては、超薄型強化ガラス(UTG)の完成度をテストしている状況だ。ディスプレイを保護するフィルムも0.03㎜の厚さで、さらに強化された耐久性を実現すると期待される。

(c)NEWSIS

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