
ジムで体作りに励んだ夫の性格が変わり、物を投げるなど暴力を振るうようになった――こんな妻の深刻な悩みが韓国YTNラジオ「チョ・インソプ弁護士の相談所」で取り上げられた。
妻は夫は広告会社で知り合い、半年後に結婚した。夫は言葉がうまく出ず、臆病な性格だったが、ジムに通うようになると明るくなり、体格も見違えるほど良くなった。
ところが、夫が会社を辞めて立ち上げた事業がうまくいかず、次第に夫婦は経済的な問題でもめるようになった。
妻は自宅が競売にかけられることが心配で離婚を決意したが、夫はそれを聞いて激怒。結婚写真の入った額縁を膝蹴りで壊し、洗濯物の干し台を壁に投げつけた。また、自分のシャツを引き裂いたり、焼酎瓶を食卓にたたきつけたりし、「死んでやる」と叫んで割れたガラスで手首を切った。
妻は「離婚訴訟の時に報復されそうで怖い。妊娠しているが、赤ちゃんが生まれた後も保護を受けられるか気になる」と相談した。
出演した弁護士は「夫の行為は財物損壊と脅迫に当たる」と説明。「配偶者の暴力的行動を警察に申告して住居から退去させ、接近禁止の措置を受けることができる」とアドバイスした。
また「被害者の保護命令は最大6カ月までだが、最大3年まで延長可能だ。通常は離婚訴訟の判決が確定するまで認められるので、出産後も保護されるだろう」と続けた。
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