韓国では最近3年間に、全国で15万人余りが複数の住宅を購入した。その総額は100兆ウォン(約11兆円)に上る。1人で数百軒を購入した事例も複数あった。
国土交通省の資料によると、2020年から今年8月まで全国で住宅を2軒以上購入した人は計15万1513人で購入総額は計99兆6584億ウォンだった。
中には1人でソウル144軒、仁川(インチョン)468軒、京畿道(キョンギド)181軒と、首都圏だけで793軒を購入していた事例もある。売買価格は平均1億4600万ウォンだった。
200軒以上購入した人は計9人。この人々が購入した住宅は計3919軒で、仁川が1800軒(45.9%)で最も多く、京畿道(キョンギド)848軒(21.6%)、ソウル775軒(19.8%)と、首都圏が87%を占めた。
首都圏外の世宗(セジョン)市で、1人がマンション442軒を買い入れたケースもあった。
これに対し、投機的な売買や不法贈与など不動産取引での違法行為を防止するための制度整備が必要だという指摘が出ている。
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