妻が隠れて“誰かの子ども”を生み、その子が義母の子として育てられていた――結婚10年にしてこの事実を知らされた韓国男性の苦悩がJTBCテレビの番組で取り上げられた。
男性Aさんは約10年前、友人の紹介で女性Bさんに知り合い、2年間の恋愛期間を経て結婚した。恋愛期間中にBさんは妊娠し、ほどなくして娘Cちゃんを授かった。
だがその後、AさんはBさんの母親Dさんから衝撃的な話を聞くことになる。
Dさんには事実婚の男性Eさんがいて、2人の間にCちゃんよりも1歳上の男児Fちゃんがいた。AさんはDさんから「歳をとって産んだ子ども」と聞かされていた。
ある日、DさんはAさんとの会話中、Fちゃんを指差して「実は、あなたの子だ」と告げた。Aさんは悪い冗談だと思って信じなかった。
Dさんはさらに、長年、秘めてきたという話を打ち明けた。
AさんとBさんが恋愛をして1年ほど経ったころ、Bさんは突然、「親の事業を手伝うため、中国に行かなければならない」と言って、しばらく姿を見せなくなった。
実はこの時、Bさんは、中国に行ったのではなく、隠れて子どもを産んでいたのだった。
Bさんが産んだ子ども(Fちゃん)は、Dさんの子どもとして扱われ、その結果、FちゃんはAさんの「義弟」ということになった。
だがAさんは次のように勘ぐった。
「当時、Bさんは他の男性たちとも関係を持ち、妊娠してしまったため、その子ども(Fちゃん)が誰の子どもか確信がなかった。だから隠れて出産したのではないか」
AさんはDさんの話を信じなかった。ただ、DNA鑑定にも応じるつもりはなかった。
「騙されていた」。Aさんはこう感じ、離婚訴訟を進めた。ただ妻が買った家が義母名義になっており、財産分割を受けられないことが判明した。Aさんは借金もあるうえ、養育費を払わなければならない状況に置かれた。
Aさんの状況について、番組に出演していた弁護士は「(財産分割は)容易ではなさそうだ」との見解を示している。
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