4年間にわたって保護者の悪質なクレームに苦しめられ自殺した韓国・大田(テジョン)の小学校教師が、児童虐待の疑いで告訴された理由が公開された。教師は告訴される前、校内暴力の加害者として名指しされ、校内暴力委員会に通報されていたことも明らかになった。
13日放送のYTNニュースライダーによると、教師は試験中に後ろを振り返った児童に「あなたは0点」と言ったり、折り紙で遊んだことをしかったりしたなどとして児童福祉法違反容疑で告訴された。
また、別の児童のほおを殴った児童を校長室に連れて行って指導を受けさせ、1人で教室に戻らせたことも同容疑に当たるとして告訴された。
パク・ソヨン教師労組政策室長は「児童福祉法は、子どもの身体的、情緒的、正常な発達に害を及ぼす全ての行為を児童虐待と規定している。これではいくらでも教師を告訴できる。この事件もやはり子どもが情緒的な被害を受けたということを根拠に告訴していた」と指摘した。
教師は嫌疑なしの処分を受けたが、10カ月もの間、過度な心労に悩まされたという。
パク室長は「10カ月でも相当長いが、2年かかることもある。だが、教師を守ってくれる弁護士を学校で支援してくれることはない」と訴えた
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