韓国海軍が米海軍太平洋艦隊司令部主管の多国籍連合訓練「パシフィック・パートナーシップ2023」に参加する。
パシフィック・パートナーシップは2004年のインド洋津波被害復旧を契機に始まったインド太平洋地域国家間の人道支援・災難対応能力向上、軍事交流協力増進のための年次訓練だ。
今年は今月9日に始まり、11月21日までインド・太平洋地域で続けられている。日本や韓国、米国、オーストラリア、ニュージーランドなどが参加している。韓国海軍はこのうち21日から来月16日までフィリピン・マレーシア一帯で実施される訓練に参加する。
韓国海軍は2007年から医務要員を中心にパシフィック・パートナーシップに参加している。今年は災難対応協力や人道支援の能力強化を目的に、海軍艦艇と医務・工兵将兵、民間専門人材など民軍合同で構成された人員を初めて派遣する。
軍では海軍上陸艦「天子峰(チョンジャボン)」(LST-Ⅱ)をはじめ、海軍・海兵隊将兵180人余りと空軍工兵将兵、国軍看護士官学校教授が、そして民間ではソウル大学獣医学部教授と学生が今回の訓練に参加する。
特に海軍は天子峰艦に工兵・水中建設装備20台余りと建設物資40種余りを搭載し、訓練地域で実戦的な被害復旧訓練を進め、人道支援活動も担う。
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