中国の司法当局は4日、麻薬販売の罪で死刑判決を受けて収監中だった韓国人1人の刑を執行した。韓国外務省が同日、報道機関に「中国側から執行の事実を伝えられた。政府は人道主義的な次元で遺憾に思う」と明らかにした。
中国で韓国人が麻薬事犯で死刑に処されたのは2014年12月以来。
この韓国人は2014年、販売用麻薬(メタンフェタミン)5キロを所持した疑いで現地警察に逮捕された。
2019年の1審と2020年の2審でともに死刑を宣告され、中国は2審制のため事実上、刑が確定した。最高人民裁判所は2021年、この韓国人への死刑審査を開始し、最近、刑執行を承認したことで広東省広州で執行された。
韓国人が中国で死刑に処されたのは今回で7人目。現在、中国国内で麻薬事犯によって収監されている韓国人は70人余りという。
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