2024 年 11月 28日 (木)
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暴言・暴行に悩まされる「苦情担当」公務員…ソウル各自治区が予防策

ソウル市庁の全景(c)NEWSIS

ソウルの区役所が悪質な暴言・暴行などの違法行為から苦情担当の公務員を保護するための支援を強化している。韓国行政安全省によると、違法行為は2018年の1万8525件から2021年には5万1883件へと大きく増加している。

ソウル各自治区によると、松坡区(ソンパグ)の場合、5月に苦情担当公務員を対象に、コミュニケーションの難しい「特異な苦情」への対応方法の教育を実施した。法規・手続きを無視した要求をする人への対処方法を中心に、教育コンサルティング講師が講演した。

教育を受けたある公務員は「悪質な苦情のためにバーンアウト(燃え尽きること)して、小さなことにもイライラする私がおかしいのかと思っていた。今回の教育を受けて『私がおかしいわけではない』と思えるようになり、涙が出た」と感想を述べた。

松坡区は今月から洞(ドン)住民センターに録音・録画が可能な映像記録装置(ウェアラブルカメラ)を普及させ、悪質な苦情を予防する。暴力など被害が発生した場合、事後法的対応の証拠資料として活用できるようにする。

ソ・ガンソク松坡区庁長は「苦情担当公務員は、理由のない悪口や暴行など、予期せぬ事件・事故に無防備に露出されている。彼らが安心して仕事ができるよう、現場対応能力を強化し、安全な勤務環境を作ることに注力する」と強調した。

(c)MONEYTODAY

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