2024 年 12月 24日 (火)
ホーム社会しんどく、悲しい記憶から離れて…ソウル・漢江で70人が「ぼーっとする大会」

しんどく、悲しい記憶から離れて…ソウル・漢江で70人が「ぼーっとする大会」

「ぼーっとする大会」に参加した市民ら(c)NEWSIS

ソウル漢江の潜水橋(チャムスギョ)で21日、「2023漢江ぼーっとする大会」が開かれた。今年で6回目。表情のない70人余りが並んで座った。

「ぼーっとする大会」は90分間、いかなる行動もとらず、何も考えず、眠気を乗り越え、いかに「ぼーっとした状態を維持するか」を競う。

「何もしないのは、遅れを取ったり、無価値だったりするもの」という現代社会の通念を覆す一種のパフォーマンスアートだ。優勝者は心拍数と現場市民投票を評価して決める。

出席者は楽な運動着や、Tシャツにジーンズなどを履いてきた。色とりどりのかつらをかぶってきた人たち、バナナ形の服、消防士の服を着てきた人たちも目についた。

優勝したのは俳優のチョン・ソンインさん(31)。「ここ数年間、新型コロナ感染で多くの人が大変だった。昨年10月には梨泰院(イテウォン)雑踏事故もあって、つらい日々が続いた。そんな悲しく、困難なことを忘れる大切な時間だった」と振り返った。

(c)NEWSIS

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