「友人の妻はみな、朝食を作ってくれる。なぜ君はそうしてくれないのか」。夫婦げんかになると、夫はきまって、この言葉を口にする――こんな韓国女性の投稿がオンラインコミュニティーで話題になっている。共働きで、しかも自分のほうが給料が多い。なのに、なぜ私が朝食を作らなければならないのか……。
女性の投稿によると、夫は朝食を取る習慣があるが、自分は食べなくてもよいほうだという。結婚後、夫の出勤が自分より30分早いこともあって、夫が朝食を作り、自分が皿洗いをして出勤していた。「夫は、そんな生活に不満はないと思っていた」という。
しかし、もめごとは妻の妊娠を機に起きた。妻は不眠症がひどくなり、午前3~5時まで寝つけない日々が続いた。それでも臨月まで働いた。
ところが、出産を2週間後に控えたころ、夫とけんかになった。
夫 朝食を作ったことがあるのか!
妻 共働きで私が妊娠しているのに、なんで作らないといけないのか!
夫 友人の場合、みんな妻が作ってくれているぞ。
妻はここで反論をやめた。投稿には「もう対話できないと思った。月給は私の方が多いけど、これは夫のプライドを傷つけるので言わなかった」と記されている。
出産して7カ月が過ぎ、また、けんかになった。
その時、夫が口にしたのは次のひとことだった。
「もう子供は産まれただろ? なぜ朝食を作ってくれないのか」
投稿には怒りの言葉がつづられている。
「新生児の時から24時間ワンオペで子育てをしてきた。夫のいびきで赤ちゃんが目を覚ますといけないので、夫は他の部屋に一人悠々と寝ていた。それなのに、また『朝食』を口にするなんて……。こんな考え方で、夫がここまで生きてきた、ということに衝撃を受けた」
これを読んだネットユーザーらの多くが夫に対する批判を展開した。
「共働きなのに“朝食を作れ”なんてひどすぎる」
「こういう人が多いから“結婚しない”という若い人たちが増えたのではないか」
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